オルニチンとは・・・
私たちの身体に存在するアミノ酸の多くは、タンパク質の中に存在していますが、オルニチンはそれらとは異なり、「遊離アミノ酸」と呼ばれるものの一種です。
身体中を血液とともに巡り、肝臓など必要とされた場所で必要とされた時に活躍します。
オルニチンの役割
オルニチンは特に肝臓で働くアミノ酸です。
肝臓には、「オルニチンサイクル」というものが存在します。
エネルギーの産生を阻害し、疲労の元にもなるといわれているアンモニア。これを分解するのがオルニチンサイクルです。
オルニチンが増加すると、オルニチンサイクルは活発化して、アンモニアの分解を促進します。
オルニチンサイクルは、尿素回路とも呼ばれるもので、尿素を合成する代謝回路です。
アミノ酸の代謝や激しい運動などにより生じる有毒なアンモニアが肝臓内のオルニチンと反応し、無毒な尿素に変換されます。その際オルニチンが再生され、再び回路に入ります。
オルニチンに期待される効果
・二日酔い
やはり有名なのは二日酔いでしょうか。
アルコールが体内に入ると、酵素の働きでアセドアルデヒドという有害な物質に変化します。
通常このアセトアルデヒドは、肝臓で無害なものに変換されますが、肝機能が低下しているときや、自身の肝機能の許容量以上のアルコールを摂取してしまったりすると、無害化が追いつかず毒素として体内を巡り、結果頭痛や吐き気などの症状を引き起こすといわれています。
オルニチンはアルコール代謝に関わるオルニチン回路において重要な役割を果たしているため、このような症状に対して効果が期待されています。
・疲労回復、軽減
肝臓には有害物質の解毒・分解の他に、栄養の貯蔵、食べ物の消化に必要な胆汁の合成・分泌などの働きがあります。
これらの機能が低下すると、エネルギー不足による疲労や消化不良などが起こることが考えられますが、オルニチンをしっかり摂取することにより、これらの症状が緩和することが期待されています。
必要摂取量について
オルニチンは1日あたり400〜800mg程度が摂取目安量とされています。
オルニチン含有量が多い有名な食材がしじみですが、100gあたり約10〜15mgの含有量です。しじみを100g摂取しようとすると、約35~40個必要です。
そのため1日の摂取目安量を確保しようとすると、最低でもしじみを1400個以上食べなければならない計算となります。
到底現実的な数字とは言えないので、サプリメントなどで補ってあげるのがよいでしょう。
摂取タイミングについて
オルニチンの摂取タイミングは、期待する効果によって使い分けることをおすすめしています。
・二日酔い防止
二日酔い防止を目的に摂取する場合、お酒を飲む前、もしくはお酒を飲んでいるときに一緒に摂取することが望ましいようです。
肝臓の働きを活発化させることで、アセトアルデヒドの分解が早くなり、二日酔いの症状を抑える期待ができます。
・疲労回復、軽減
特に、運動面の筋肉疲労の軽減を期待するなら、運動の前後が好ましいとされています。オルニチンは別名「回復系アミノ酸」とも呼ばれており、成長ホルモンの分泌促進や、アンモニアの解毒を促す効果、これらの効果が身体の回復を担ってくれます。
また、代謝を促進する効果から、運動前に摂取することで効率よく脂肪を燃焼させることも期待できます。
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