注意しておきたい!アミノ酸の過剰摂取


アミノ酸は摂れば摂るほどいいのか?


基本的に体内中の余分なアミノ酸は、分解されて体外に排泄されます。
しかし、過剰に摂取し過ぎるとかえって身体の負担になる可能性があります


大人が一日に必要なアミノ酸量

そもそも一日に必要なアミノ酸量はどの程度なんでしょう。
実は2007年に国際機関(FAO/WHO/UNU)で定められており、成人で9種類の必須アミノ酸の合計が187gとされています。

ただしこれはあくまで目安の数値であり、その人の体型や、運動量によって異なってきます。


アミノ酸の過剰摂取

前述の通り、余分なアミノ酸は体外へ排泄されますが、消化の過程で内臓に様々な影響を与える可能性があります。

・肝臓や腎臓の疲労
タンパク質を消化する過程で、余分なタンパク質は窒素となりアンモニアに変化します。
このアンモニアは有害な物質なので、大概に排泄する必要があります。
その役割を担っているのが、肝臓と腎臓です。
そのためアミノ酸過剰摂取は肝臓や腎臓に余計な負担をかける可能性があります。

・肥満の原因
特に動物性タンパク質には必須アミノ酸を多く含むものが多く、効率よくタンパク質を摂取できるというメリットがある一方、カロリーが高くなってしまいがちというデメリットもあります。
当然カロリーの摂り過ぎは肥満に繋がるので、注意が必要です。

・腸内環境の乱れ
余分なタンパク質をエサに腸内の悪玉菌が増殖し、善玉菌のはたらきを阻害する可能性があります。


過剰摂取のサイン

短期的には肥満や便秘など、長期的には尿路結石や腎臓病になってしまう可能性もあります。

適宜自身の身体を見直し、適切な量のアミノ酸(タンパク質)を摂取し健康な身体作りを目指していきましょう。

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