アミノ酸の人体におけるはたらき


タンパク質の体内での働き


エネルギー産生栄養素の一つであるタンパク質は、身体作りには欠かせない栄養素です。
筋肉やホルモン、血液中のヘモグロビンや免疫機能に関係する抗体などもタンパク質です。

 

タンパク質とアミノ酸


私たちの身体には3〜10万種類ものアミノ酸が存在するといわれています。
それらアミノ酸が数十個から数百個結合することで機能の異なるタンパク質を生成しています。

アミノ酸は体内で合成できるものと、体内で合成できないため食事から摂取しなければならないものに分類されます。
後者を必須アミノ酸とよび、それらをいかに効率よく食事から摂取するかが重要です。

 

体内バランス


体内でタンパク質が合成されていく一方、古くなった体のタンパク質は分解されており、絶えず新陳代謝が行われています。

成人はこの合成と分解の量がつりあっているためバランスがとれています。

しかしアスリートのように筋肉量を増量させたい場合は、分解される以上に合成させなければならないため、十分な量のタンパク質摂取と筋肉修復のタイミングを考えた摂取が必要になります。


筋肉を作るアミノ酸


私たちの身体の筋肉を生成しているアミノ酸は20種類存在しているといわれています。

アミノ酸の種類が不足するとタンパク質の合成がうまく行われないため、すべてのアミノ酸をバランスよく摂取することが重要です。

中でも分岐鎖アミノ酸(BCAA:バリン・ロイシン・イソロイシン)は筋タンパク質の合成やリカバリーに関する報告がされており、アスリートにとっては重要なアミノ酸と考えられています。

このようにアミノ酸が筋肉の原材料となっており、分解される量以上の摂取が必要となります。

それぞれの生活スタイルに合わせて、適切な量のアミノ酸を摂取していくことで、健康な身体作りを目指していきましょう。

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